アイパターンの基礎

アイパターンとは?

主に通信関連では、単一の信号からでは評価ができません。そのため、通信信号をサンプリングして分布で評価を行います。

アイパターンは、オシロスコープの画面に信号をすべてオーバーラップさせることにより測定できます。アイパターンは、各ポイントが電圧値または、該当する値(光パワーなど)に関係しているため非常に有効な測定方法です。

波形が同じ位置(タイミング・電圧)で複数重ね合っていれば品質の良い波形(「アイが開いている」と言う)であり、逆に波形の位置がずれている場合は、品質の悪い波形でありジッターが悪くなる。

特にデジタル通信システムを分析する際に有効です。

求められる特性

  • EYEジッタ、立ち上がり時間、立ち下がり時間、オーバーシュート、アンダーシュートを小さくする。
  • EYE-opening Heightを大きくする。
アイパターン